イギリス海軍が全力でクリスマス!はっちゃけ過ぎのクリスマス動画を作った理由に感動

 

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街を歩いているとクリスマスソングが聞こえてくる季節になりました。毎年この時期に話題になるのが、イギリス海軍が公式YouTubeで公開した底抜けに陽気なクリスマス動画。

空母オーシャンの乗組員達が、マライア・キャリーのクリスマスソング「All I Want For Christmas(恋人たちのクリスマス)」に合わせて歌っているのですが、とにかくもう皆さんはっちゃけ過ぎなんです! 

この動画が作られたのは2011年、ある出来事がきっかけででした。

 

7週間のはずの任務が7ヶ月半に

 

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オーシャンの乗組員たちは、当初7週間の洋上訓練の予定で配備演習航行に出航しました。ところが中東・アフリカの一部の国で情勢が不安定になり、NATOリビア空爆支援のため予定を変更して任務に就く事になってしまいます。

そのためオーシャンの乗組員たちは、そのまま帰宅する事なくリビア近海へ。7週間で終わるはずだった海上任務期間がなんと7ヶ月半に!

予想もしなかった勤務の延長の為、この7ヶ月半の間に結婚式をあげた乗組員が5人(その時だけ一時帰国が許可)赤ちゃんが生まれた乗組員が15人。

家族の誕生日や入学式や卒業式などのセレモニー、友人の結婚式など、海上にいる彼らは遠く離れた船の上から思いを寄せることしか出来ませんでした。 

待ちきれない思いを「All I Want For Christmas」に乗せて

そんな7ヶ月半を過ごし、オーシャンはようやく12月9日にイギリスへ帰還する事が決定。その帰還に合わせて、家族に向けて作ろうと企画されたのがこの動画「恋人たちのクリスマスイギリス海軍バージョン」なのです。そりゃぁ、はっちゃけたくもなりますよね。

この喜び溢れる幸せなクリスマス動画に、BGMに曲を使用されたマライア本人も感動した様子で、Twitterで「今まで見た中で最高のクリスマスよ!」と紹介。


 

予期せぬ事態で7ヶ月半も離ればなれになってしまっていた家族へ「クリスマスには帰れるよ!」と伝える4分間。ぜひ、動画でご覧下さい。

 


All I Want For Christmas - HMS OCEAN